副業口座に不明な入金があったら|仮受金と請求書を照合する

不明な入金を請求書と照合する紺色のふくまる 経費・帳簿

副業用口座に22,000円の入金があるのに、名義に心当たりがない。売上と決めて登録する前に、請求書、決済サービス、自己資金の振替を確認してください。

入金があった事実と、売上が発生した事実は分けて確かめます。既に売上を計上した請求の回収なら、もう一度売上にしてはいけません。自分のお金を移しただけなら、そもそも報酬ではありません。

最初に銀行明細から控える5項目

  • 入金日。
  • 金額。
  • 省略せず控えた振込名義。
  • 受け取った口座。
  • 取引番号や明細の保存場所。

名義が個人名でも、法人案件の担当者が振り込んでいる場合があります。逆に、聞き覚えのある会社名でも請求番号までは特定できません。金額と名義だけで未回収の請求を適当に消し込まないようにします。

調べる順番を決める

照合する資料確認すること
未回収の請求書同額、複数請求の合算、手数料控除
販売・仲介サービスの支払通知サービス名と振込名義の違い
自分の別口座の明細同日前後の同額出金
返品・取消しの連絡購入代金の返金ではないか
取引先とのメール着手金、分割払い、振込予定の連絡

請求額との差額が源泉徴収や手数料なら、入金額だけで請求を検索すると見つかりません。控除前の請求額と支払通知の内訳まで確認します。

調査中は仮受金で入金の事実を残す例

複式簿記で、内容不明の22,000円を一時的に記録する例は、借方『普通預金22,000円』、貸方『仮受金22,000円』です。摘要には『10/16入金・名義○○・照会中』など、あとから追える内容を残します。ここでは消費税の税区分を省略しています。

仮受金は、理由が分からない入金を永遠に置いておく場所ではありません。確認期限を決め、判明した内容へ振り替えます。マネーフォワードの仮受金の解説でも、内容が判明した後の振替を説明しています。

売掛金の回収と分かったら

既に22,000円の売上と売掛金を計上していた請求A-101の入金だと分かった場合、借方『仮受金22,000円』、貸方『売掛金22,000円』として仮受金を解消する例になります。入金時の普通預金はそのままで、追加の売上は作りません。

照合表にも請求A-101の入金日と金額を書き、未回収額をゼロにします。仕訳だけを直して請求管理表を放置すると、支払済みの相手へ再請求する原因になります。

前受金や返金なら、処理は変わる

納品前の着手金なら、売上の確定状況を確認して前受金へ振り替える場合があります。購入品の返金なら、元の経費・資産・前払金などの記録と対応させます。自分の私用口座からの資金補充なら、事業主借として整理する例が考えられます。

つまり『不明な入金=雑収入』ではありません。決算まで不明だった場合も、金額や背景を確認せず機械的に収益へ振り替えないでください。返還義務のある誤入金の可能性も含め、取引先や銀行、必要に応じ税理士へ事実を示して相談します。

照会するときに伝える内容

取引先には、入金日・金額・名義と、照合できていない請求番号の候補を伝えます。『何のお金ですか』だけより、回答に必要な情報が揃います。銀行明細を丸ごと送る必要はなく、無関係な取引や口座情報は共有範囲から外します。

毎月の締めでは、仮受金の残高一覧に確認先・照会日・回答待ちの理由を添えます。金額が残っていることより、誰も追っていないことが問題です。請求書と入金を一緒に管理したい方は、会計ソフトの比較記事から、請求・帳簿機能の対応範囲を確認できます。

確認待ち一覧に期限を付ける

「入金日/金額/振込名義/候補の請求番号/照会先/次の確認日」を一行にまとめます。消込とは、入金を請求に対応させ、未回収残高を減らす作業です。回答がないうちは請求を消し込まず、調査中の入金として管理します。

確認日:2026年10月16日。金額・請求番号は架空の例です。

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